ターゲット型紫外線療法

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ターゲット型紫外線療法(中波紫外線療法)とは?

皮膚の色が白く抜けている・・・
皮膚が赤くなりポロポロ取れてかゆい・・・
赤いブツブツができる・・・
ある日突然部分的に髪の毛が抜けた・・・

このような症状があらわれて困っていませんか?
皮膚の病気はかゆみ・痛みなどの症状に加え見た目といった部分でも
苦痛を感じさせます。こういった皮膚の病気に対し光(紫外線)を
使った治療法を中波紫外線療法と言います。
当院では患部にのみ直接強い光を照射するターゲット型紫外線治療器を使った
治療を行っています。

適応症状

尋常性白斑 突然皮膚の色が抜け、白い斑点ができる。 初めは指の先ほどの小さな白い斑点(白斑)が2~3個、次第に数が増え、範囲が拡がっていく。
蹠膿疱症  手の平や足の裏に小さな水ぶくれができ膿になる。かゆみを伴い、赤くカサカサする。皮膚がむける症状が良くなったり悪くなったりする。
アトピー性皮膚炎  ハウスダストや食物に対してアレルギーを起こしやすい。アレルゲン体質の方がなる慢性的な湿疹皮膚炎であり、汗やストレスにより容易にアレルギー反応が起こります。
円形脱毛症  ある日突然、部分的な脱毛斑ができる。円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生し、次第に拡大していく。

治療内容

紫外線の「免疫の働きを調節する作用」を利用した治療方法で紫外線を発生させるランプを使用し皮疹に直接照射します。当院では患部の大きさや症状に合わせて2台の紫外線照射器を使い治療を行っています。
ターゲット型紫外線治療は、症状が小範囲の場合に適しており、従来の治療に比べ、治療時間が短い、治療後の経過を感じられるまでの回数が早い、かゆみが治まるのが早い(乾癬の場合)、副作用のリスクが少ないなどが挙げられます。

副作用について

長期の副作用として皮膚の発がんということは考えられます。しかし、日本・アメリカの研究結果によるとこの治療で発がんの心配はない、という結果が出ています。
短期の副作用として、皮膚の赤み、日焼け、火傷、ほてり感などがあります。
しかし、これもほかの紫外線療法より、副作用は出にくいと考えられています。

Q&A

Q、痛みはありますか?
A、まれに、ちりちりとした感覚がありますが、痛みはほとんどありません。お子様や年配の方でも気軽に受けていただくことができます。

Q どのくらいのペースで治療を受ければいいですか?
A 症状によって治療回数は異なりますが、週2~3回のペースで継続すると良いでしょう。数回の治療でかゆみがおさまる、色素が出てくるなど、実感される方もいらっしゃいます。

Q どんな人に向いた治療ですか?
A 
全身型治療器では光が当たりにくい部位、または影になる部位に疾患のある方
従来の治療作用がそれほどあらわれていない方
疾患の面積が小さい方
目もとなどに症状がある方
紫外線で赤みが強く出やすい方
他の治療後、残存している部分のある方
におすすめです。