診療案内

蕁麻疹<じんましん>

皆さんは、「蕁麻疹」と「湿疹」の正しい見分け方をご存じですか?
「湿疹」と思って診察に来られた方が、実は「蕁麻疹」だったり、逆に「蕁麻疹」と思っていたら「湿疹」だった、というケースが最近多く見られ、蕁麻疹と湿疹の見分け方が、実はあまり知られていないのではないかと考えました。
蕁麻疹には、「急性蕁麻疹」と「慢性蕁麻疹」があり、「急性」の間に正しい治療を受けないと「慢性化」し、治療に長い期間を要するようになります。
そこで、当院では、早期に正しい蕁麻疹の治療を行っております。

蕁麻疹の特徴

蕁麻疹とは、何らかの原因によって皮膚に次のような特徴的な症状を起こす場合をさします。
(1)皮膚に、地図状、または島状の扁平な隆起ができ、発赤とかゆみを伴う。
(掻くことによって線状のものが生じることもある)
(2)30分から1時間、少なくとも一日以内に跡形も残さず消失する。
(3)出現と消失を繰り返し、たとえ同じ所にずっとあるように見えても、場所が少しずつ変わっている。

湿疹の場合は、一日で完全に消失することはありません。自分の皮膚にできたものが湿疹か蕁麻疹かわからない時は、上記の点に注意して観察してみてください。

蕁麻疹の原因

(1)食物(食品添加物も含む)
(2)薬(アスピリンなど)
(3)物理的刺激(摩擦など)
(4)温度(季節、気温差、入浴など)
(5)精神的なもの(ストレスなど)
(6)感染症(細菌・ウィルス)

蕁麻疹の原因としては、主に以上のようなものが挙げられます。急性の場合は、原因を突き止めることも、その原因物を除去することによって再発を防ぐことも可能ですが、問題は慢性化した場合です。
蕁麻疹が慢性化すると、元々の原因を確かめることが難しくなる上に、最初に蕁麻疹を起こした原因以外にもさまざまな因子が重なりあって蕁麻疹の原因となってきます。 こうなると、原因物の除去による再発の防止よりも、内服薬によって、体を蕁麻疹の出ない状態にもっていく治療の方がより有効的となります。

蕁麻疹Q&A

Q 蕁麻疹のお薬に外用薬はいらないのですか?
A 蕁麻疹に対して外用薬はほとんど効果がありません。
「薬を塗ったら治った」という言葉を耳にしますが、それは治ったのではなく蕁麻疹の特徴にあるように「自然消滅」しただけなのです。蕁麻疹の治療は内服薬のみになります。

Q 勝手に薬をやめていいですか?
A 蕁麻疹は慢性化する場合があります。特に慢性化した場合、急に薬をやめるとまた蕁麻疹が出ます。蕁麻疹の治療はまず蕁麻疹の出ない状態を作り、それから徐々に薬の量を減らし、体を薬がなくても蕁麻疹の出ない状態にもっていきます。ですから途中でお薬をやめるとまた1からやり直しとなってしまい、治療に更に時間がかかってしまいます。

Q 蕁麻疹の内服薬を飲むと眠くなることがあるのですが?
A これは人によって差があり、同じ薬を飲んでいても眠くなる人とならない人がいます。また、薬の組み合わせによっても変わってきます。仕事や勉強などで眠くなると困る場合は薬の種類や組み合わせを変えて眠気をなるべく起こさないような処方を考えます。もし処方されたお薬を内服して眠気が起こって困る場合は必ず医師にご相談ください。

アトピー性皮膚炎

はじめに

最近、「急にこんなブツブツができて……アトピーでしょうか」という質問が多く聞かれます。また、小児科などで、一度湿疹が出来ただけで「アトピーです」という診断を下されたため、我が子はアトピー性皮膚炎なんだと思って診察に来られるお母さん方も多くいらっしゃいます。
ところで、皆さんは、アトピー性皮膚炎についてどれだけ正しい知識をお持ちでしょうか。これだけさまざまな情報が氾濫すると、それに振り回されてしまい、判断の基準を見失ってしまいがちです。
そこで、当院では、皆様方の健康に対する責任を担うものとして、アトピー性皮膚炎についての正しい知識を持っていただきたいと考え、このページを作成しました。
ぜひご一読いただきまして、さらに疑問等ございましたら、遠慮なく質問なさってください。

湿疹=アトピーではありません

アトピー=生まれつきアレルギーを起こしやすい体質
アトピー皮膚=毛孔が目立ち、皮膚がザラザラ、カサカサしてくる状態

アトピー性皮膚炎とは、こういう体質や皮膚に、
(1)毎年同じような時期に
(2)同じような場所に(その人や年齢によって違う)
(3)繰り返して、皮膚の炎症(湿疹)を起こすものをいいます。
また、これは本来こどもの病気で、多くは年齢とともに軽快していきますが、中には大人になっても一部だけ症状の残る人もいます。

  • アトピー性皮膚炎の診断には、長期の経過観察が必要で、一度湿疹ができたからといって、即アトピー性皮膚炎とはいえません。
  • 大人になってから初めて発症することは少なからずありますが、根気良く治療してください。

食物アレルギーとの関係

血液検査で、2歳未満の子供に食物アレルギー反応が出るのは、必ずしも異常ではありません。そして、離乳食が始まっていろいろな食物に慣れてくると、検査値も正常化してくることがほとんどです。

(1)検査値に異常が出たからといって、必ずしもアレルギー反応としての症状を起こすとは限りません。
(2)アトピー性皮膚炎は、血液検査で判断するものではなく、あくまでも皮膚症状が基準となります。
(3)勝手な食事療法は厳禁です。

遺伝性について

アトピー性皮膚炎
アレルギー性喘息
アレルギー性気管支炎
アレルギー性鼻炎
アレルギー性結膜炎

上記のようなアレルギー性の病気には、遺伝性があります。また、これらのうち一つの症状が出れば、他の症状も出やすくなります。つまり・・・
(1)家族に、このようなアレルギー性の病気を持つ者がいないかどうか。
(2)本人に、皮膚炎以外にこれらの症状がないかどうか。といったことが、診断の参考になります。

治療は継続が大切!

アトピー性皮膚炎は経過が長いため、家庭の事情等で、治療途中で病院を変わることもあると思います。

「せっかく自分にあった治療を受けていたのに、それが中断されて、また新しい病院で1からやり直しになる」
「今までと違う薬になり、また悪くなるのでは・・・?」
「治療方針そのものが変わって、それが自分に合わない様だ・・・」
といった不安が生じる可能性があります。

そこで継続的な治療を受けるために以下のことをお願いしています。

  • 使っていた薬、またはお薬手帳などを御持参ください。
    使用済の軟膏や飲み薬のシートでもかまいません。それもない場合は、軟膏チューブの色や薬の色など、何でも特徴を教えてください。
  • お子様の場合、ご家族のアレルギーの有無やお子様ご本人の記憶にない小さな頃の状態でわからないことが多いので最初の診察は必ず御家族の方と御一緒にいらしてください。

AGA(男性型脱毛症)うす毛・抜け毛

AGA(男性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)は進行性なので早めのケアが大切です。
当院ではおひとりおひとりの症状を診断の上患者様にあったお薬を処方致します。
AGA治療は自由診療になり保険が適用されないため、全額自己負担となります。
当院では診察にあたり、保険治療の初診・再診費用分のみ10割負担で頂いております。

初診時費用 保険点数282点分10割負担 ¥2820円
再診時費用 保険点数125点分10割負担 ¥1250円
また、お薬に関しては院外処方となりますのでご容赦下さい。

治療期間:4ヶ月~6ヶ月
AGA治療薬を使用した際の主な副作用については、勃起機能障害、精力減退、性欲減退などがあります。
※治療期間に関して、人によって変化はありますが、一般的に4ヶ月続ける事で

作用が見られると言われており、また、6ヶ月続けても作用が現れない時は使用を中止して
医師や薬剤師へ相談するように勧められております。

リンク

【発毛Web】
hatsumo-web.jp
【AGA-NEWS】
AGA-NEWS

近赤外線照射療法

当院では近赤外線照射療法を行っております。
次の症状などに有効です。

  • 帯状疱疹
  • 凍傷
  • 円形脱毛症
  • 虫さされ
  • 皮膚潰瘍
  • 湿疹
  • アトピー性皮膚炎

※赤あざ、黒あざに適応はありません。
※保険診療です。